学生たちの歌の紹介

学生たちの歌う歌のご紹介

「花の冠」について

 2011年3月11日の東日本大震災から1か月、この詩が生まれました。
 作者は、大越桂さん。お母さんの手のひらに文字を書き作詞をする筆談詩人です。
 この詩は、仲間たちによって広がり、その後、松浦真沙さんが合唱曲として作曲、
 「今は小さな種だけど、いつか、みんなが笑顔の花になるように」との、復興の願いが込められた歌になっています。

「わせねでや」について

 宮城の方言で、「忘れないで」を意味します。
 震災で亡くなった方たちへの追悼の意味と、大災害を忘れる事無く、いつまでも後世に伝えなければならないと言う想いを込めた歌になっています。
 原詩を書いたのは、宮城県塩釜市桂島在住の内海和江さん。
 大震災の津波の影響で、一時期声が出せなくなりながら、避難所にて一編の詩を綴りました。
 その詩に込められたのは、故郷や家族を想う優しい気持ち。それを後世に残しより多くの人にその惨劇を伝えるために、ヒザシさんが曲を付け歌われるようになりました。
 「震災で命を亡くした人々のためにも」
 「この震災の恐ろしさを後世へ語り継いで行くためにも」
 「もとあったあの美しい風景を、再び取り戻すためにも」との決意で、
仙台南高校の学生たちが、今も、これからもずっと歌い続けて行く歌です。