参加者紹介(2020年)

 

 

参加者紹介

東京都荒川区立第二狭田小学校

 今年度で創立100周年を迎え「よく学ぶ子」「思いやりのある子」「元気な子」を教育目標に、人権教育を大切にした教育活動を展開している学校です。また、東京都教育委員会人権尊重教育推進校の指定も受けています。
 今回は、震災後仙台で作られた曲「花の冠」を創立100周年の節目とともに、一人ひとりが、明日への希望と、それぞれの花を大きく咲かせるという願いを込めて、「まだまだ東京からも応援しているよ」という想いも乗せ、6年生全員に元気いっぱい歌っていただきました。

聖ドミニコ学院小学校
「心・礼・知」3つの要素の育成を教育方針とした学校です。
 「心」とは、誠実で明るく、他人への感謝や奉仕の気持ちにあふれた心。「礼」とは、基本的生活習慣を確立し、社会性を養う礼の気持ち。「知」とは、基礎の徹底などの学習習慣確立による知への探求心。この3要素を基本方針とし、共に学び、共に在ることが喜びとなる生き生きとした学校を目指すことで、「互いに思いやり愛し合う子供」を育成することを目標としています。
 今回は、おもいでのうたコンサートで合唱参加した「夕暮れカレー」を収録させていただきました。まさに天使たちのハーモニー、じっくり聴いてください。
福島県南相馬市立小高中学校
東日本大震災による大津波と原発事故により避難を余儀なくされ、市内鹿島小学校の仮設校舎等で授業を行っていましたが、2017年4月、小高の校舎で6年ぶりに授業を再開した学校です。近年全国で歌われている「群青」は、仮校舎で過ごしていた当時の生徒達が、震災で全国に離れ離れになった仲間を想って創られた合唱曲です。校歌には、相馬藩小高城を水面に浮かぶ舟に例えた「浮舟城」や日本三大磨崖仏の石仏がある「大悲山」など、古里小高の先陣の努力と偉業を伝えた歴史や自然がふんだんに盛り込まれています。「われら世紀の朝をゆく」震災後、生徒数は激減したものの、生徒達は百年先の幸せを創り出そうという決意を胸に夢と誇りを持って学校生活を送っています。今回も勿論「群青」、決意と夢と誇りを持った全校生徒・全教職員で歌っていただきました。
尚絅学院中学校
 この中学校では、自ら考え解決する学習法「考え型教育」を全ての学びの基礎とし、グローバルな視野と価値観、国公立大学や有名私立をめざす高い学力、そして人として輝いて生きるための人間性を育てることを大きな目的としています。また、進学教育・国際教育・生き方教育等のユニークな教育のもと、論理的思考力を3年間徹底的にトレーニングすることで、問題の原因を発見し、解決する力を身につけさせる教育を実践している学校です。今回も、おもいでのうたコンサート独唱コンテスト2年連続最優秀賞の蛭田優莉亜さんの素晴らしい独唱を収録させていただきました。
宮城県仙台南高等学校
 未来を担う青年として、高い知性と幅広い見識をもち、情操ゆたかな実践力に富む人間を育成することを教育目標とした県内有数の進学校です。
 震災後の津波によって、この学校の音楽部合唱団の生徒が命を亡くしました。
 仲間の追悼のため、身近な人の命が奪われてしまう災害の恐ろしさを後世に語り継ぐため生徒たちが歌い継いでいる歌の一つが「わせねでや」です。
 今年も、2019年5月の第40回定期演奏会の演奏を収録させていただきました。
学生たちが歌い継ける意味、その決意と気迫あふれる渾身の歌声と演奏を感じてください。
福島県立磐城高等学校
 創立123年の歴史を誇るこの学校では、深く知性を磨き、健やかな身体と豊かな徳性を備え、高遠な理想のもとに自己実現を図り、人類社会に貢献できる人材の育成を教育目標とした福島県を代表する伝統ある進学校です。吹奏楽部は7年連続で全日本吹奏楽コンクールに出場の常連校。
今回は、その全国出場常連の吹奏楽団に「がんばれニッポン」吹奏楽版と「陽はまた昇る」の2曲を迫力ある演奏で収録させていただきました。レベルの高さに驚きます。今年、野球部は第92回選抜高等学校野球大会に46年ぶり3回目の出場を果たしました。被災した地元の期待と、野球部の伝統を背負っての戦いになります。堂々と胸を張って、明るく元気な雄姿を、野球部の伝統精神を全国に見せつける時です。がんばれ磐城高校!
岩手県立不来方高等学校
 教育方針に、それぞれの個性や能力を活かし生徒一人ひとりの目標実現に向け、基礎学力の定着を図るとともに、学系に応じた専門教育の向上を目指している学校です。
 不来方高校音楽部といえば、村松玲子先生率いる全日本合唱コンクール全国大会の常連校です。12年連続出場、今年度も20度目の金賞に輝くなど、正に高校生合唱日本一の超名門校です。
今回は、盛岡出身の石川啄木の歌集、“一握の砂“の一節「ふるさとの山に向かひて」を2013年に制作された東日本大震災復興支援CD「ふるさとと ともに」の中から音源提供いただきました。
合唱部伝統の素晴らしい歌声を聴いてください。
宮城県仙台西高等学校
「英知(Wisdom)・敬愛(Warmth)・自律(Will)」を掲げ、知・徳・体の調和ある錬磨とその完成をめざし、社会に貢献し得る強靱な心身と豊かな個性を有する人材を育成することを教育方針にしており「真の文武両道」を実現するために、自主的な学習活動と部活動や特別活動の充実を図っている学校です。
今回、ブラヴーラ・ユースオーケストラとの共演で「花は咲く」を収録させていただきました。
宮城県富谷高等学校
「進取の精神に富み,国際的な視野に立って広く社会の発展と文化の創造に貢献する、個性豊かな人間を育成する。」という教育目標を掲げ、いつも笑顔でいきいきとした学校生活を送ることができるよう、地域社会に貢献できる人材になるよう、日々努めている明るく元気な学校です。
今回、ブラヴーラ・ユースオーケストラとの共演で「花は咲く」を収録させていただきました。
ピオニエーレ(Pioniere)
東北大学の学生・OBを中心に活動しているBarbershop Chorus。アメリカで流行りのBarbershopというスタイルのChorusを日本でも普及したいと演奏会開催・アンサンブルコンテストを中心に活動している。2019年2月には宮城県アンサンブルコンテスト金賞・河北新報社賞、2019年3月には声楽アンサンブルコンテスト全国大会に宮城県の代表として出場した。先日開催したBarbershopだけの演奏会「SENDAI BARBERSHOP FESTIVAL」のオープニングで演奏させていただきました、It’s a Good Day/Wonderful Day Medleyを収録させていただきます。皆様の新しい一日が、新しい靴を履いて飛び出してい
く時のようなキラキラと輝く一日になりますように。
台南室内合唱団
 台南室内合唱団は、台湾の台南市で結成された合唱団です。
台南市は、仙台市と交流促進協定締結を結ぶ友好都市で、日本各地で観光友好都市や産業経済観光覚書を交わすなど、各地で姉妹都市として協定を結び、日本とは深い交流関係を築いています。また、台南室内合唱団は、震災後も度々来日し、美しい音色を各地へ届けてくださいます。
 今回は、“最も美しいもの”という意味の「最美的事」復興への願いを込めて歌っていただきました。
ブラヴーラ・ユースオーケストラ(Bravura Youth Orchestra)
「2010年10月音楽監督・指揮者のチャオ・ツー・リンを中心にブラヴーラシンフォニーオーケストラの育成組織として結成され、米国ニュージャージー州を中心に、地域の青少年に向けた音楽教育の場としての門戸を開いている。大規模編成から小さな室内楽まで演奏会の形態に合わせた幅広いレパートリーを持ち、様々なコンクールにて上位入賞、特別賞受賞を経験。カーネギーホールでの演奏会では大成功を収め、台湾公演や中国広州市及びマカオツアー、ロシアツアーを開催するなど、海外での活動も活発に行っています。昨年は、東京国際音楽祭参加、仙台ツアーを開催。
今回は、仙台ツアーで仙台西高校と富谷高校と共演した「花は咲く」を特別に収録させていただきました。ブラヴーラとは、音楽用語で華麗な・大胆な、などの意味を持ちます。
宮城三女OG合唱団
  宮城県第三女子高等学校、仙台三桜高等学校音楽部OGにより結成された合唱団です。
  東日本大震災で被災した人たちを元気付けるため、街頭や避難所でのチャリティコンサートを開催するなど、被災地から様々な音楽活動を通じて、被災地支援活動を行っている合唱団です。
  国内外の合唱団や、プロ歌手の方々との共演するなど、今も復興支援活動を続けています。
復興の詩プロジェクト(おもいでのうたコンサート)
東日本大震災以降、テノール歌手の松尾英章氏を中心に、音楽、特に合唱を通して被災地域の青少年育成を目指して、継続的に活動されている団体です。
毎年、復興支援としてコンサートを開催していますが、2017年からは、東北合唱の聖地とも言われている多賀城市文化センターにて「おもいでのうたコンサート」を開催。昨年も総勢350名の参加者と満員の来場者が一体となっての素晴らしいコンサートになりました。私達JAFA復興継続支援プロジェクトも協賛させていただいた、このコンサートから独唱コンテスト最優秀賞を獲得した尚絅学院中学校の蛭田優莉亜さんの素晴らしい独唱「夕暮れカレー」と参加者・来場者全員の合唱「ふるさと」を特別に収録させていただきました。