参加者紹介(2022年)

       参加者紹介
    「収録曲名」


John Lennon
「imagine」
「Imagine (The Ultimate Mix)」
John Lennon
Written by John Lennon / Yoko Ono
(P)2020 Calderstone Productions Limited (a division of Universal Music Group)/Lenono Music
Licensed by International / USM, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY
Photo by Nic Knowland © Yoko Ono Lennon

 しあわせ運べるように合唱団
「群青」
「しあわせ運べるように」(福島Ver)

 福島しあわせ運べるように合唱団(代表:佐藤敬子)
2015年、二本松市立杉田小学校合唱部を母体として結成された合唱団です。この合唱団の名前の由来は、1995年の阪神淡路大震災に神戸で生まれた曲「しあわせ運べるように」(作詞作曲:臼井真先生)からきています。災害が相次ぐ中、被災地を応援するために歌い繋がれてきたこの曲を、被災地福島でも歌い繋ぎたいとの強い思いで、佐藤敬子先生が発起して現在に至ります。また、請戸小学校(双葉郡浪江町)で起きた「奇跡の避難劇」を創作劇として公演する等、被災地の復興を願って、全国に歌を届ける活動を精力的に行っています。


田園調布雙葉中学高等学校 聖歌隊
「花の冠」

 皇后雅子様ご出身校でもあるこの学校は、幼小中高の一貫教育を行うカトリック女子校で、「徳においては純真に、義務においては堅実に」を校訓としています。聖歌隊は学校行事で歌うことも多く、奉仕活動等にも積極的に参加されています。
震災後から歌い継がれている『花の冠』の作曲者、松浦真沙さんの出身校でもあり、聖歌隊では、震災後継続して『花の冠』を歌われています。


仙台南高等学校音楽部 音楽部
「わせねでや」

「英知・調和・自律」を校訓とし、人間の育成を目指す文武両道の進学校です。音楽部合唱団は復興支援の歌声を県内外や国外でも発信し続ける一方、各種コンクールで常に上位の成績を収め、東北大会や全国大会出場の実績もある部です。震災後の津波によって、音楽部合唱団の生徒が命を亡くしました。仲間の追悼のため、身近な人の命が奪われてしまう災害の恐ろしさを後世に語り継ぐため、生徒たちが歌い継いでいる歌の一つが「わせねでや」です。学生たちが歌い継ける意味を知ってください。


浪江混声合唱団
「未来の光へ」

浪江混声合唱団(団長:志賀雄一)
 大震災前から活動しているこの合唱団は、団員の多くが浪江町の出身者。長期に渡る原発事故の影響で、止む無く避難先に生活の拠点を移されたり、現在も帰還出来ない(一部帰還困難区域)など、団員の方々は全国各地に散らばってしまった状況です。それでも故郷を思う気持ちは強く、月に1度浪江町に集合して活動を続けている合唱団です。今回は、故郷浪江で生まれた歌「未来の光へ」。合唱団の皆様に加え、この歌を生んだ平成28年度福島県浪江町立浪江中学校卒業生の齊藤希歩君のセリフと共に、震災を伝えながら故郷復興への願いを込めて歌っていただきました。


岩手県立釜石高等学校 吹奏楽部
「がんばれニッポン」
「マーチ・シャイニング・ロード」

「文礼一如」を教育理念とし、学びと礼儀は一体のものと教え、生徒たちは「鋼鐵の意志(はがねのこころ)」で困難に立ち向かい、人間的に大きく成長することを目指しています。吹奏楽部は岩手県高校吹奏楽大会2020で金賞を受賞しました。また、東日本大震災支援への感謝を世界に発信する高校生平和大使の活動、防災・伝承・ボランティアグループ「夢団」の活動など、多方面から注目を集めています。今回は、「がんばれニッポン」吹奏楽版と、「マーチ・シャイニング・ロード」渾身の演奏を収録させていただきました。


さとう宗幸
「草原が輝いた日」

 仙台拠点に、シンガーソングライター、司会、俳優、タレントとして、常に精力的に活動されている宗さん。私たちの復興継続支援プロジェクトには、1枚目のCD収録「青葉城恋唄」から継続して参加頂いております。震災後から、被災した子供達支援活動を開始し、各県の被災した地域へ直接出向いて住民と交流するなど、一貫した復興応援活動を続けておられます。今年は、『さとう宗幸全曲集2016』から「草原が輝いた日」を収録させていただきました。


札幌大谷中学校・高等学校 吹奏楽局
「祈り、そして誇りを胸に」

 こちらの学校は「学び知ることの楽しみを味わおう」「すなおな心で真実を求めよう」「身体をすこやかに鍛えよう」「限りなき恵みに感謝しよう」この四つの道しるべを校訓とした、人間教育を行う進学校です。吹奏楽局は「日常金賞~何事にも全力で~」「心に響く音楽を」をモットーに活動しています。2021年度【第66回北海道吹奏楽コンクール】で金賞を受賞し、北海道代表として第21回東日本学校吹奏楽大会に参加、銀賞を受賞する等、毎年数えきれないほどの賞を受賞する実力校です。今回は、演奏指導・指揮、作曲を手掛ける内藤淳一先生の東日本大震災復興支援曲「祈り、そして誇りを胸に」を、収録させていただきました。


宮古吹奏楽団
「クワイェット・モーメント」

 宮古吹奏楽団(団長:小野寺文雄)
 昭和38年に創立し、岩手県下で初めての社会人管弦楽団「宮古市民管弦楽団」が母体となっています。吹奏楽部門は「宮古吹奏楽団」、ビッグバンド部門は「フォローウインズ」の名称で、発足以来着実な歩みを続けています。社会人バンドは、学生、主婦、サラリーマン、そして自営業など、様々な年齢、職種の方々によって構成されています。歴史と伝統と円熟味を感じる演奏で、東日本大震災で犠牲になってしまった方々の追悼の念を込めて「クワイェット・モーメント」を演奏していただきました。


スイーティ・フルーティー
「♪またね」

 福島しあわせ運べるように合唱団員のお二人(中学3年生)です。不安や悩みを抱えている友達、上手に笑えない友達に、明るい未来があるようにと願いながら、大切な友達を優しく見守る歌として生まれました。合唱団は、震災を忘れず、震災を学ぶ活動をしながら、道徳教育も合わせた人間教育にも力を入れています。そんな合唱団の団員だからこそ、この曲が創れたのだと感じます。心の中に居る大切な友達を思い出しながら聴いてください。そして、そのお友達に優しい声をかけてみてください。


奥田百香
「ばーばぁ、アイミスユー」

 復興の詩プロジェクト(おもいでのうたコンサート)
 東日本大震災以降、テノール歌手の松尾英章氏を中心に、特に合唱を通じて被災地域の青少年育成を目指し継続的に活動されている団体です。毎年、復興支援としてコンサートを開催していますが、2017年からは、東北合唱の聖地とも言われている多賀城市文化センターにて「おもいでのうたコンサート」を開催。今年は、第9回復興の詩独唱コンテストユースの部最優秀賞の奥田百香さん(東北工業大学3年)「ばーばぁ、アイミスユー」を収録させていただきました。


宮三女OG合唱団
「美しく碧きドナウ」

 宮城県第三女子高等学校、仙台三桜高等学校音楽部OGにより結成された合唱団です。東日本大震災で被災した人たちを元気付けるため、街頭や避難所でのチャリティコンサートを開催するなど、被災地支援活動を精力的に行っている合唱団です。国内外の合唱団や、プロ歌手の方々と共演するなど、今も復興支援活動を続けています。今回、収録させていただいたのは、ニューイヤーコンサートでお馴染みの「美しく碧きドナウ」。海外でもその実力を認められている宮城三女OG合唱団の、美しい歌声のワルツをお聴きください。


JAPAN-ESTONIA VIRTUAL CHOIR
「明日があるさ」

 日本とエストニアの友好100周年となる2021年、両国の絆をさらに深めるため、日本の合唱団Baltuと、エストニアの合唱団VHK Õpetajate ja Lapsevanemate Segakoorがオンラインで結ばれ、バーチャル合唱に挑みました。コロナ禍においても実りある音楽活動と国際文化交流を実現させたいという思いから行われました。勿論、震災復興への願いも込めて「明日があるさ」を収録させていただきました。


前田憲男&ヒズ・オーケストラ
「心の旅」

 戦後の日本の音楽界の道筋を創り、作曲家・編曲家・ジャズピアニストと、マルチに大活躍した日本が世界に誇る大音楽家です。特にジャズ界では、神業師的なアレンジャーして活躍なされました。今回は、2014年発売の「Swinging J-Pop」から「心の旅」を収録させていただきました。前田憲男氏ならではのスウィング感と美しいアレンジ、人柄をも感じられるピアノ演奏を堪能してください。そして、少し心を休てください。
前田憲男氏からのプレゼントです。


ザ・ムーンサルト4
「がんばれニッポン」復活

【赤坂エルカミーノ】参加型ライブハウスに集う、団塊世代中心で構成される典型的「おやじバンド」です。メンバーは、オリンピック3大会体操金メダリストの塚原光男氏をはじめ、赤坂エルカミーノ代表、ギター・戸田健治氏。ベースギター・矢島文絵さん。ドラムではプロ級の腕前、原田泳幸氏。終わりの見えない東日本大震災の復興支援継続と、被災地の子どもたち応援する目的として、改めて復興支援曲が必要だ!との思いを共有し、「がんばれニッポン 復活版」を演奏していただきました。


加藤登紀子withみちの空
「わせねでや」

 震災直後に、内海和江さんが、周りの苛立つ姿や切実な声を聞きながら、桂島の風景に想いを馳せ綴ったのが「わせねでや」、優しさと美しさで溢れたこの歌は、多くのミュージシャンの協力があって生まれ、内海和江さんから歌って欲しいと指名を受けたのが加藤登紀子さんです。「おときさん」として親しまれ、その独特の唄の世界観、多くの著書やメッセージから溢れる底知れぬ愛情は、波乱の道を迷わず歩いてきたからこそでしょう。歌とは何か。「わせねでや」をじっくり聴いてください。


塚原光男
「がんばれニッポン」

 皆さまご存知の日本体操会のレジェンドです。
 メキシコ、ミュンヘン、モントリオールの3大会オリンピック金メダリストです。鉄棒の「月面宙返り(ムーンサルト)」、跳馬の「ツカハラ跳び」の開発者です。現在は、体操を通じてスポーツの素晴らしさを子供達に伝えながら、生きる力と人格の形成を目的とした人間教育に尽力されています。同時に、東日本に限らず、全国各地の被災地支援にも常に精力的に活動され、特に被災地子供たちの未来を案じておられます。その思いを込めて作詞作曲された曲が「がんばれ ニッポン」です。今回は、特別に歌って頂いた“「がんばれニッポン」復活”を収録させていただきました。

内藤淳一 作曲家・大学客員教授

 1983年度全日本吹奏楽コンクール課題曲A「吹奏楽のためのインヴェンション第1番」をはじめ吹奏楽コンクール課題曲5曲、朝日作曲賞3度、優秀教員表彰など、今では吹奏楽の世界では、作曲・指揮・演奏指導・教育の第一人者として大活躍されています。東日本大震災後には、「祈り、そして誇りを胸に」「祈りと誇り、そして明日へ受け継がれてゆくもの」等も発表。アメリカやフランスでの公演等、精力的に活動されています。今回は、東日本大震災の犠牲者と被災者への祈りと復興への強い願いを込めて演奏していただきました。

あいはら ひろゆき

 絵本「くまのがっこう」の作者です。仙台出身の彼は、2002年に絵本作家としてデビューする以前は、まったく畑違いの広告業界で活躍していました。長女の誕生をきっかけに絵本世界と出会った彼は、「子供たちだけで頑張っている姿を大人は外から応援する」という世界観を絵本の世界で表現しています。また、2021年は東日本大震災から10年。震災の記憶が風化しかねない今こそ、子どもたちに語り継がなければならない命の物語【笑顔が守った命】を新たに出版なされました。津波から150人の子どもを救った保育士たちの愛と勇気の実話です。是非子供たちに読んで欲しい本です。

「くまのがっこう」(株式会社キャラ研)

 子供たちに大人気の絵本「くまのがっこう」は、「LIFE~あたりまえの暮らしを楽しむこと」をテーマにした絵本の世界は、子供たち、すべての人たちの生活に普遍的な「しあわせ」を提供し続けて愛されています。被災地支援活動「チア ジャッキーズ」では、被災地で頑張る子供たちを応援するための訪問活動、チャリティミュージカル開催、寄付活動や絵本・画材、衣料・医薬品の寄贈などの社会貢献を積極的に継続的に行っています。