
前田憲雄 ジャズピアニスト |
前田憲男さまが旅立たれて2年4ヶ月が経ちました。東日本大震災以後、一貫して被災地支援活動を続けられ、特に子供たちの未来を案じておられました。私たちの復興継続支援プロジェクトにも当初から参加頂き、毎年、前田先生の音楽を収録提供いただけている事は、本当に光栄な事です。私たちは、これからも前田先生の大震災復興を願っていた気持ちを、前田音楽と共に伝えて行きたいと思っています。
JAFA復興継続支援プロジェクト 実行委員会
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さとう宗幸 歌手 |
そしていよいよの10年、まだまだ復興の途。よく節目と言われますが未曾有の大震災と大津波と大原発事故!節目など不要でしょう。未だにダンプカーが走り、重機の音が聞こえる被災地です。
震災直後から「避難所から最後のお一人が出られたらやっと復興の始まり、仮設住宅から最後のお一人が出られたらやっとふるさと再生の始まり」と言い続けてきました。これから被災地はふるさと再生に向かいます!昔のように日常的に挨拶を交わす声が、町の中を駆け回る子供たちの姿がふるさとに戻るのはいつの日だろう。再生果たしたふるさとに、美しい虹がかかるのはいつのことだろう。
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ミヒャエル・ロジナス 指揮者 |
ドイツで吹奏楽を学んだ際に日本の吹奏楽文化のレベルの高さを知り、何度か来日をして勉強をしました。
ドイツで吹奏楽指導に成功した現在も日本の音楽家の友人との親交を重ねながら、ケルンのこのバンドを2017年と2019年の2度日本へ演奏旅行に連れて行きました。2017年には仙台を訪問し、育英高校吹奏楽部の皆様とジョイントコンサート交流の楽しい思い出が出来、仙台や松島の美しい町並・震災から復興した町や人々を見ることが出来ました。
現在全世界的に疫病の禍に襲われてお互いに不自由ですが、必ずこの禍を乗り越え、また再び日本の皆様と音楽交流が出来ること心待ちにしています。
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塚原光男 五輪体操金メダリスト |
あの日から10年。被災地では大震災の生々しい傷跡は消えつつありながらも、未だに仮設住宅に住まざるを得ない方々、故郷に帰れず仮住まいを強いられている方々がたくさん居られると聞いています。新型コロナは大変重大な問題ですが、東京オリンピック・パラリンピックの目的は、復興オリンピックとして開催される事を今一度確認されなければならないと思っています。
被災した方々の為にも、このプロジェクトをまだまだ応援しながら、私のできる事を続けて行きます。
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加藤登紀子 歌手 |
愛するひとを亡くしてしまった方へ
どうかあなたの愛するひとを思い出してください。
思い出すと、更に悲しみが込み上げます。
寂しさ悔しさ辛さも、更に込み上げます。
でも、気づいてあげてください。
愛するひとは、いつもあなたのそばにいることを。
あなたの心の中で生き続けていることを。
そして、一緒に泣いて、一緒に笑って、一緒に生き続けてください。
そんなあなたに、私からの歌が届きますように!
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あいはらひろゆき 作家 |
東日本大震災から今年で10年を迎えます。ここ数年、人々の震災への記憶・関心は急速に薄れているように感じます。被災地以外の地域では震災の話題を耳にすることもなくなっています。震災の記憶はしっかりと後世に語り継がなければなりません。犠牲者の追悼、被災者への支援に終わりはありません。その意味でも、今年で6年目を迎える「絆~忘れない2021」復興継続支援プロジェクトの取組みは、今こそさらにその重要さを増していると思います。
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佐藤敬子
福島しあわせ運べるように合唱団代表 |
福島県浪江町帰還困難区域内にある小学校児童下駄箱壁にある電池式柱時計は震災10年経過する今も動いている。子供達と学び歌い続ける事に時折辛くなる私はこの時計を思い出す。必要とされなくなった時計に意義を見い出し電池を入れ替えている誰かを想う時「福島には必ず未来がある」と本気で感じ直す力となるのである。「復興とは?」「ふるさととは?」「絆とは?」「命とは?」…支えてくださることに心から感謝しながら今後も努力して参ります。
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内藤淳一 作曲家・大学客員教授 |
あれから10年…。様々な復興支援の活動に携わりながらずっと被災地の中にいた。今は故郷宮城を離れ、札幌での音楽教育の仕事の渦中にある。あの日あの場所であったこと、あの震災で失われてしまった命や生活、景色があったこと、それを忘れないこと…「わせねでや」。それがあれからずっと心の中にあり続ける思いではある。
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杉田真理子 シャンソン歌手 |
このプロジェクトに参加させていただけること、嬉しく思っております。
私が震災後に伺わせていただけたのは2012年名取市文化会館での、復興支援手造りコンサートでした。名取文化ホールは天井が崩れ、復興に手がつけられていない状態でした。そのような中で自分の非力さを感じながらも、このプロジェクトに毎年参加されていた前田憲男先生の想い受け『夜明けのうた』に願いを托しました。今後も復興支援活動を応援していきたいと思います。
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石井慎太郎 トランペット奏者 |
新型コロナ感染症が発生してから1年、そして東日本大震災から10年になります。
日本は様々な災害に見舞われていますが、それらを風化させまいと支援し続けることは大変な事と思います。
我々は少しでもそのお手伝いが出来ればと思いこの企画に参加させて頂きました。このCDを聞いて楽しい気持ちになって頂ければ幸いです。
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