参加者からのメッセージ(2018年)

参加者からのメッセージ

 

「ポーランドと日本は、100年以上も前から善意と友好の絆が結ばれ、世界的にも稀な両国の友好的な歴史が継続しています。7年前の日本で起きた悲劇は、ポーランド国民にも大きな悲しみとして心に刻まれています。あの悲劇で未だ大変な生活を強いられている子供達支援の為に、このプロジェクトを応援させて頂きます」。

 

 

ヤツェク・イズィドイルチク
(駐日ポーランド共和国大使)

   

「東日本大震災の際にはポーランドでも多くの人が心を痛め、各地でチャリティコンサートやイベントが多く開かれました。今でも3月11日になると、ワルシャワの日本大使館前に市民から花や蝋燭が手向けられます。今年はポーランド独立100周年、そして2019年日本・ポーランド国交樹立100周年を迎えます。それぞれ別の形ではありますが、痛みを知る国民として両国の今後益々の関係発展を望みます。今回、ヴロツワフのNFM少年合唱団の美しい歌声に勇気付けられる方がいることを願います。」。

 

 ミロスワフ・ブワシチャク
(ポーランド広報文化センター所長)
(2018.1月現在)

「あれから7年が経過します。東日本復興は進んでいますか? 都会では、2020東京オリンピックを2年後に控え、いよいよ盛り上りに期待している様子。 東日本大震災で被災された方々、未だ大変な思いをしている方々、長引く避難生活で、夢や希望を失いかけている方々が、まだまだたくさんいらっしゃるのが現状だと認識しています。全ての被災者の生活再建無くして、オリンピックの成功は無いのではと感じています。一人も取り残されない復興を願って、私に出来る限りの事をしなければならないと思って参加しております。「がんばれニッポン」は、子供たちへの応援歌として作詞作曲しました。この曲は、復興の応援曲として、そして大震災を忘れない為に、子供たちや学生たちに演奏を繋げて行って頂きたいと思っております」。

塚原 光男

「被災地子供たち支援ということで今回も参加しました。当時5歳の子供が今年12歳、いよいよ中学生です。多くの子供たちが、まだまだ支援を必要としている。5年経過して7年経過した今だからこそ支援が必要だと思って参加しています。子供たちのための「がんばれニッポン」吹奏楽版、社会人ビックバンドのためのビックバンド版、それぞれ震災の記憶が風化されないためにオーケストレーションしました。皆さんに演奏を繋げて行って欲しいと思っています。「がんばれ子供たち」

前田 憲男

「復興とは何なのかを考えなければなりません。生まれ育った土地で、家族が居て仕事が有って、街とコミュニティが有って、元の穏やかな空気が流れ、貧しくても当たり前の生活を取戻す事が復興ではないでしょうか。インフラ整備や高台の建設、有難いものかも知れませんが、被災者の気持ちに寄り沿った復興を、「ありがとう」と言える復興を願って参加しています。犠牲になった尊い命の追悼と夢や希望を失いかけている子供たちの為に今回も参加いたしました」。

 

さとう宗幸
 

「被災地仙台出身です。仙台に限らず、被災地の復興の様子をずっと見守っています。震災から7年が経過して、日々の生活を取戻しておられる方々も大勢いらっしゃいます。しかし、現在でも仮設住宅での暮らしや地元に戻れない生活を強いられている方々が、さらに大勢いらっしゃる事を常に気にかけています。子供たちだけの世界で、子供たちが助け合って、どんな事があっても笑顔で頑張る子供たちの世界が「くまのがっこう」です。そんな子供たちの世界は、本当に私達を元気にしてくれます。被災して傷ついた子供たちや、彼らを必死で守った親や先生達に少しでも笑顔になってもらいたいとの想いで、これからもジャッキーとの被災地訪問を続けて行きます。
「震災は終わっていない。」被災地の方々の言葉です。被災地を忘れさせないため、震災の記憶を風化させないためのこのプロジェクト、今回参加させていただきました。」

 

 あいはらひろゆき
    「あの日から七年。しかし、復興の遅れ・風化など宿題はたくさん残されています。塚原光男先生作詞・作曲の『がんばれニッポン』。歌詞をしっかりと噛みしめながら、現地の人々と共有する気持ちで歌い続けたいと思います。」
 マーヤー・カミュ